第7章
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結城恭哉と二人無言のドライブ。 傾斜地に並ぶ高級住宅街を通り抜け、30分程。 ようやく車が停まったのは、警備の厳重そうな鉄製の門の少し手前。 都会の喧騒を遮断するように、その敷地内の周りを背の高い木々が覆っていた。 百メートル程先には、白塗りの煉瓦壁が印象的な洋風のどでかい邸が見て取れる。 「こ、ここって……」 「本家」 「はっ!?」
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