第7章

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「恭哉!?会いたかったヨ~!!」 「レオ……、相変わらずだな。」 「私寂しかったんだヨー!!友達、いない。ホームシックだヨー!!」 「………………」 私は今、何を見せられているのかと思った。 身長二メートルはあるだろう大男が、突然の訪問者が結城恭哉だと気付くやいなや化粧台から立ち上がり、ハグと頬擦りで彼を歓迎している。 センターからわけた金色の長髪、ホリの深い顔を強調させるブルーの瞳、白よりも白い肌を持ち、タンクトップがはち切れんばかりの極厚の筋肉。 ハリウッドスターと言われれば、即座に認めたくなるような男だが…… しかし、 「恭哉。いつになったら私のハズバンドになるんだヨー。」 「……ならねぇよ」 対象はどうやらそっちらしい。
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