第7章
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状況が飲み込めないまま、扉の前で呆然と立ち尽くす事数分。 身じろぎする結城恭哉に抱き付いたままのレオの視線がやっと私に向けられた。と、思えば……それは嫉妬に燃える鋭い目付き。 「who is she?」 結城恭哉の耳元、女性よりも女性らしい吐息がかった声でレオが尋ねる。 それに対し、結城恭哉が流暢な英語で返答。 唯一、聞き取れたのはワークとパートナー。その二つだけ。
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