第7章
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レオは後ずさる私を壁際まで追いやると、ゴツゴツした指先を私の頬に這わせ、濁った喉音を鳴らし首を傾げた。 同情でもしているのか、ブルーの瞳が小刻みに揺れている。 その瞬間、私の中で何かが弾けた。 「何なのよ……一体!!?ついて来ちゃった手前大人しくしてたけど……もう、限界よ!!これが金持ちの暇潰しな訳!!?」 「……ヒーローさん……」
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