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第11章 #2
大先生が私に向かってブイサイン。
ポカンっと立ち尽くす私の後頭部を「しっかりしろよ」と、言って恭哉が小突いた。
「あああっ……!?は、はい!!こちらこそ……、よろしくお願いします!!」
深々と下げていた頭を元に戻すと、ウンっと頷くお爺ちゃんと目があって私は笑った。
「契約については、こちらの担当の者から後日連絡させます。先生……、行きましょう」
「ほいほい。では、皆さん。近々また……」
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