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わいわいとした騒ぎが耳に入り、目を開けると、そこにはたくさんの出店が、一本の道に沿ってずらりと並んでいた。
"空も飛べる美味しいふわふわの綿菓子売ってるよー"
"願いが叶うとっても甘いチョコレートはいかがー"
"会いたい人に会えるカラフルな飴玉もあるよー"
店のメニューは全てがお菓子、不思議な不思議なお菓子の出店。
子どもしかいない、その人混みの中を、目をキラキラさせながら少年は店をまわる。
"未来が見えるドーナツはどうですかー"
"キラキラ光る金平糖はきれいで美味しいよー"
「僕これがいー!」
「あたしこれー!」
「これちょーだい!」
選んだお菓子を持って、店員に紙を1枚渡す子どもたち。
気がつけば少年の手の中にも、「こうかんけん」と書かれた紙を3枚握っていた。
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