怪奇なサスペンスを前提にする話

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1コマ目 私は本作の冒頭部分に以下の文面を綴る事を画策した。 (本文)貴方の周辺を暗い闇が覆い尽くし、何とも言えない不安と緊張感が貴方自身を襲うと、貴方は何とも言えない寒さと何とも言えない寒気と何とも言えない寒いという感覚と、何とも言えない寒い寒いという肌の感覚が貴方という人を何とも言えないまま襲い掛かる。 2コマ目 謎の存在が作者である私に話し掛けてくる。 謎の存在「怪奇サスペンス?これが?これが怪奇サスペンス?正気ですか?この物語に怪奇サスペンスが始まるだけの十分な土台がそもそも存在しないではありませんか?そもそも怪奇サスペンスとしてのストーリーが存在しません!何ですかこれは?!!」 謎の存在が作者である私にそう言うと、作者である私がこのような疑問を口にする。 私「怪奇サスペンスにストーリーが必要なのか?」 私が素朴な疑問を口にすると、謎の存在がこう断言する。 謎の存在「怪奇サスペンスにストーリーは絶対に必要です!!!」 私は目を丸くしながら、謎存在の話を聞く。 謎の存在「なぜ怪奇サスペンスにストーリーが必要ないと考えを持つのですか?これでは怪奇サスペンスどころか何の話でもありませんよー」 謎の存在がそのような疑問を口にすると、貴方と作者は不安な気持ちになり、貴方はこのような疑問を発してしまう。 3コマ目 貴方「えっ!この物語は怪奇サスペンスとして成立していないのっ?!」 4コマ目 貴方という人がそのような疑問を抱いたその瞬間、謎の存在がこのような言葉を口にする。 謎の存在「怪奇サスペンスは怪奇ミステリーでもなければサスペンスでもない。このような形で始まった怪奇サスペンスは怪奇サスペンスでないどころか、ただの与太話に過ぎない。それが分からないのですか?事実、この話のどこが怪奇サスペンスだと言うんです?ふざけたことを言っていけませんよー!」 5コマ目 どうやらこの物語を怪奇サスペンスと呼ぶにはあらゆる要素が足りないようだ。作者は不安な気持ちを隠せないまま、このように思った。 (どうしよう……。怪奇サスペンスにストーリーが必要だなんて……) (どうしよう?本当にどうしよう?本当に怪奇ミステリーと名乗ってよいのか……?) 6コマ目 作者は強い疑問に襲われながらも、このように物語を生み出す。
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