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目を開けるとそこには、彼が眠っていた。
真っ白く殺風景な一室の真ん中で。
彼は横たわっている。
壁に背中をつけて眠っていた私は彼の顔をよく見たくて、横たわってみた。
長い睫毛に白い肌。
少し茶色の入ったセミロングの髪がうねり顔を突く。
あぁ、なんて愛おしいの。
思わず頬に口づけをしてしまう。
私には貴方しかいない。
貴方にも私しかいないでしょう?
私たちは愛し合っている。
これ以上ないくらい。
愛が溢れて溢れてもうどうしようもないくらい。
これからはきっとこのままか、少しずつ冷めていくでしょう。
そうなるならこのほうが良かったのよね。
これで私たちの最高潮の愛は永遠になったの!
私は冷たくなった彼の身体を抱きしめた。
ずっと、ずっと一緒よ?
明日も明後日も、そのまた明日も・・・。
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