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相沢雛は小さな頃から気弱で大人しい性格だった
だが、いじめられる事はなかった
それは彼女の体が大きいから
仕返しされるのが怖い、と誰もが怯え彼女に危害を加えなかった
幼少期は男の子より女の子の方が大きいが、彼女はそんなレベルを越えており
小学4年生の頃には150を優に越えていた
そんな彼女だが何故か運動はからっきしだった
「手を抜いてる」と周りから白い目で見られていた
悲しきかな、人は見た目で判断する生き物で
小学生(子ども)なら尚更らそれに拍車がかかる
もちろん彼女だって努力している
だが、なかなか身につかない
運動以外の事は大抵こなせるようになったのに(機械関係は破裂レベルで苦手だが)
それでも、彼女は練習を止めなかった
『努力すれば必ず実る』と信じていたから
それに裏切られたのは、彼女が小学6年生の時だった
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