第1章

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俺は赤澤 圭吾。今年の春にめでたく大学生になった。この辺ではレベルの高いK大の法学部に通ってる。 「よっ!ケイ、聞いたか?」 こいつは幼馴染みの小早川 尚人。ナオとは、まさかの幼稚園からずっと一緒だ。 「ああ。バカだろ。やめろって言ったのに。ったく、大丈夫なのかよ。ヤバいんじゃねぇの?」 「だな。俺もさ、やめとけって言ったんだぜ。まあ、あれだけしつこい女だとな、頼りたくなる気持ちもわからなくはないんだけどね。 けど、大丈夫かな…。」 「ん。何もなければいいけどな。」 同じサークルに所属している藤川って奴が例の心霊スポットに彼女と行ったという話が極秘情報としてサークル仲間だけに流れた。勿論、狙って心霊スポットに行ったなんて事は知られたらマズい。だから、彼女は勿論、サークル仲間以外には誰も知らない。 藤川の彼女は藤川に一目惚れして彼女から告った。藤川も可愛い子だしいいよと軽く付き合う事を決めてしまった。最初の2週間くらいまでは仲良くて、端から見ても、良かったなって思うくらいだっんだ。
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