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彼女は依頼を遂行したが、殆ど手遅れだった
彼女も助けてくれたが、それでも被害は大きかった
孤児院も酷い状態だった
彼女は申し訳なさそうに、これが自分の限界だ、と言った
そのすぐ後、彼女は笑いながら報酬を要求してきた
娼婦のように、自分の身体を差し出すようで恥ずかしかったが、自分が報酬と言ったら鼻血を出した
彼女は何事もなかったように、孤児院の先生に許可を、と言いかけると、そこに来ていた先生はすぐに許可を出した
先生が彼女の隣りに座り、私は彼女の報酬なので、娼婦のマネをして媚びを売るように彼女にくっ付いた
少し話しをした彼女は、またしても自嘲気に、孤児院の先生に武器を渡し、小さくため息を吐いた
その後、彼女は報酬となった私を連れ、彼女がお世話になっているお屋敷でメイド見習いとして暮らす事になった
そんな生活をしながら、私は彼女に稽古を付けてもらったりして、彼女に初めて救われてから、約六年の月日が経過した
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