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火の問題が解決し、夜になった
翌日も歩くので、みんな早めに休みを取ったのだが、眠れない
一人で寝ずに火の番をする、彼女の暖かさが欲しくなってしまった
話し掛けると、優しい笑顔で膝の上に案内された
やっぱり、暖かかった
彼女の事が知りたかったが、記憶がないらしく、何も聞けなかった
それを気遣ってか、再びお嫁さん発言
照れから来る動揺で、罪悪感も忘れてしまった
でも、お嫁さんもいいな、と思っている私もいた
翌朝、魚を取っていた彼女に突進してずぶ濡れになったり
それを乾かしたりしてから、街があるらしい方向に向かった
しばらくすると、ドラゴンが出てきた
死ぬ、とその場にいた人 全員が思っただろう
彼女以外は
彼女は私達を逃がし、ドラゴンに攻撃を仕掛け、足止めをした
私達は自分の命のためだけに、必死で走り出した
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