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しかもさ、なにこれ？
俺、そんなに駄目人間かよ。
まあ、確かに、ここに書いてあるようなことばっかりやってたもんな。
お見通しか。
ごめんな、いままで気付いてやれなくて。
もう、大丈夫だから。
年度の途中で辞めることには気が引けたが、今学期いっぱいで学校を辞めることにした。
理事長は宮野のことは仕方なかったし、かえってご家族からは感謝されてるくらいなので辞める必要はないと引き留められたが、けじめだからと断った。
最後の日、宮野に形見のネックレスを持っていて欲しいと頼むと、受け取ってくれた。
「いままでしたキスはカウントするな。
今度おまえが好きな人とするキスがファーストキス」
間違った関係は正さなければならない。
なのに宮野は。
「なんでそんなこと云うんですか！？
私のファーストキスの相手は先生です。
だって、私は、……きっと先生のことが、好きだったから」
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