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なんだかんだで、2時間目が終わる頃に転校生は現れた。
雪(あの子が転校生か… 凄い、女の私でもうっとりするくらい可愛いな…)
ストレートでサラサラな髪に、目元はぱっちりしていてまつ毛も長いし、そして身長も少しこじんまりとしていて…
とにかく可愛いかった。
先生「んじゃあ、今日の朝も言った通り転校生を紹介するぞー」
転校生が、黒板に名前を書き私達の方を向いてにっこり笑った。
えみ「初めまして、今日からこのクラスで一緒に授業を受ける、吉岡えみ(よしおか えみ)です
よろしくお願いします」
そう言い終えると深々とお辞儀をした。
先生「じゃあ、自己紹介もし終えたし席だな…
うーん何処がいいかな…」
先生のその言葉で、クラスの男子達は目の色を変えた。
どうか俺の隣に…!!とでも言うように手を合わせて先生を見ていた。
先生はそんな男子達を完全に無視し何処の席がいいかと悩む。
先生「よしっ、ちょうど滝本の隣が空いてるよなそこでいいだろ」
先生は満足~とでも言うように、にっこり笑ってうんうんと頷いた。
雪(直樹の隣か、賢治の斜め前…なんか席が妙に近くて嫌だな…)
雪はバツの悪そうな顔をした。
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