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その日もまた教室から出ていこうとすると呼び止められ脅された。 『おい、てめぇ最近こそこそどこに隠れやがってたんだよ!?』 「か、隠れてなんかいません……!!」 『嘘つくんじゃねーよ!』 ドカッ!!! 「うっ………。」 佐山はイライラするとすぐに八つ当たりをしてくる。 こういうときは黙って殴られてるのが一番早く終わるんだ。 …… 『何とか言えよ!この野郎!!』 ドカッ!!! 「ううっ…………」 『さっきから呻き声ばっかり上げやがって気持ちわりーんだよ!!』 そういってキラリと光るものを出してきた。 「やっ……やめ………!!」 声にならない声で必死に抵抗する。 『くそがぁ!!!!』 「うわぁぁぁあ!!!!!」 その叫び声と共に目を開けるとそこには見慣れた天井が目に飛び込んできた。
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