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 さて、この前置き(この、とはこの文章をさすことはもちろんだ)では言っていないが、僕の通っている学校には、小説内ではべたになった制度が取り入れられている。個人的に、学校は勉強するべき場所、というイメージが強いため、そして、学校は勉強するところだ、という意見に賛成のため、この制度にはあまり好きではないが、どうやら、学力向上に(理由は知らない)つながっているらしい。つながっている、となれば、その制度も学習、勉強というものの一環になってしまう。つまりは、認めざるを得ない。  ……いや、認めざるを得ないって言ってるけど、別にそこまでえらくはないし、たとえ僕がその制度を認めなくてもそれは、廃止されることはない。あたりまえだ。  その制度、というのは、いわゆるゲームとかそういったもの――僕の通っている学校は、今は冒険ゲームのようなものだ――を、勉強の一環として、取り入れられている。そのゲーム(のような制度)は、すごいことに、(勿論、これについても理由は知らない)  ……まぁいいや。
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