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「投げてきたのはどんなヤツだったんだ?」
僕も少しムカついたから日和にそいつの容姿を聞いてみた。
「二人組だった!一人は少し体の大きな頭が悪そうなツンツンした髪形のやつで、もう一人は、背が小さい性格の悪そうなやつだった!」
と教えてくれた。
…心当たりがある。小さな頃からろくなことをしない五利と魚だろう。
アイツらはまだ、そんなことをしているのか…
そう頭をかかえていると、
「知ってるのか!教えろ!噛み殺しに行ってやる!」
と日和は言った。既に臨戦態勢に入っているみたいである。
ムカつくが仮にも同級生であるし、あんなやつらを殺すために日和の手を汚させる訳にはいかない。でも、そのままにしておくのも僕や日和の気もおさまらない。どうしたらいいのだろう…
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