第1章 謎の転校生ー

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「成海くんとなら・・・・・ずっと一緒にいてもいいよ・・・・・」 「松井・・・・・俺さ、お前を俺の彼女にしてぇ。それくらいお前が好き」 いきなりの事でびっくりした私。 「・・・・・い、いいよ」 これも断れずに受け入れてしまった。 返事を聞いた成海はまたキスをした。 「松井・・・・・いや、紗理奈。俺とデートしようぜ」 そう言い、教室に戻って鞄を抱え学校を出た。 「成海くん、どこに行くの?」 「ん?ゲーセンに決まってるだろ」 自信満々にそう言っていた。私は思わず笑ってしまった。 「ふふふ・・・・・かわいい所あるんだね」 そう言われた成海は照れてしまった。 「何言ってんだよ!ほら、さっさと行くぞ!」 しばらく歩くとゲーセンが見えてきた。 「紗理奈、何やりたい?」 「プリクラ・・・・・撮ろうよ!」 成海の顔が引きつった。「ぷ、プリクラぁ?なんでそんなもん撮るんだよ。携帯でいいだろうがよ」 「わかってないね、成海くん。プリクラは女子にとって必要なの!さ、撮ろう!!」 半ば強引にプリクラの中に連れていき、写真をとった。 それから仲良くデコったりしていた。 「おい、それやめろよ」 成海の頭に猫耳がついていた。 「ぷっ・・・・・かわいいじゃん!」 「紗理奈、ホントに俺と付き合っていいのか?」 「うん、成海くんと一緒にいて楽しいし・・・・・」
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