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「…………葉月………」
「ずっと側に居てくれたね。私、分かってた。拓真が居てくれたから私は生きれこれたんだよ。」
オレたちはしっかりと抱き合う。
邪魔するものは何も無い。
「…………待たせてごめん………」
「ホントだよ!!大変だったんだからぁ!」
「……ごめん。」
「………でも………ありがとう。」
オレたちは顔を寄せ合って、笑った。
次こそは。
次こそはオレは葉月を幸せにしよう。
ちゃんとした人間として、彼女を愛するんだ。
手を握り合うオレたちは、何とも例えようのない美しい光に包まれていった。
━━━━完━━━━
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