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「???先輩、
肉と荷物と、どんな関係が?」
私はゆっくりと歩いて客間に行った。三宅を引き連れてだ。大きな押し入れがあり、私がたまに書斎代わりにしている部屋だ。
殆んど早苗の荷物置き場に成っているが。
三宅にシーッと指で口を塞ぐ仕草をして
まるでコソ泥の様に部屋に入った
そして
「三宅、面白いものを見せる約束だったな」
と押し入れの扉をサッーッと開けた
するとドサッ!と早苗の洋服と下着が
部屋へと転がって落ちてきた
「な、何ですかぁ~!」
三宅が驚くと下の段にいた早苗が
「遅い!すき焼きの用意なんかするな!
窒息するかと思った!暑いし~」
と肉の包みを差し出した
私は大笑いをしてしまった
「何で肉を持って隠れたんだ?」
と聞くと
「だって~!
先に食べられたら歯痒いもん!」
と言った、三宅が
「かくれんぼですか・・・・?」
と呆れて言うと
「う~ん、三宅君
夫婦はねぇ倦怠期が訪れるのだよ
だから、刺激を与えないとねぇ~
それに最近事件が無いから
メンタリストとしての腕が落ちないように
こうやってアシストしてるのよ
うん、よい嫁だ!」
「自分で言うな」
私と三宅は笑ってしまった
そして、3人は
すき焼きパーティーを始めた
本当は早苗には私に言わなければ
成らない事があったのだが
三宅の前では言わなかった
後で聞いて驚く事になるのだが・・・。
『探して下さい』
終わり
物語は更に続く、
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