<店>

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その店は、奇妙な建物の屋上にあると聞いた。 30階建ビルに相当しそうな高さなのに、入ってすぐエレベーターが一つ有るだけの、細長いビル。 そのエレベーターで上昇しながら、私は無言で眉間に皺を寄せていた。 俄かには信じがたい―― 「夢」を売り買いするという 店に行くために。
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