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Nishijima side
西「うの、ちゃん?」
君の返事がないから、俺の思い上がりだったのかなんて、少し焦る。
星の明かりは、そんな俺の気も知らず、むかつくくらいに輝いていた。
西「よかったら...で、いいん、だけど...「ごめん。」
西「...え?」
君のその言葉が、受けとめられなかった。
宇「ごめん、なさい。」
西「俺のこと...嫌い、だった...?」
宇「違うの!」
西「だったら、どうして...」
宇「にっしーのことは好きだよ...」
西「だったら...「だけど!...だけど、私はにっしーには釣り合わない、から...」
西「そんなことないよ。宇野ちゃんは俺にはもったいないくらい素敵だよ...うの、ちゃ、ん?」
君のその涙が、君への思いをまた一段と強くする。
それと同時に、君の涙の理由が、頭をよぎる。
宇「ごめ、ん、ね...」
西「俺は、宇野ちゃんのことを守りたい。周りなんて...関係ない。」
宇「...え?」
君は、ネットで言われていることを気にしているんじゃないのかな...。
西「俺は、宇野ちゃんが好き。大好き。守りたい。だからさ、宇野ちゃん。」
涙は流さないで...。
その涙をそっと拭う。
西「俺に宇野ちゃんを守らせてくれないかな。」
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