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Uno side
『あなたが好き』
その思いは募るばかり。
だけど、その気持ちが溢れては、周りの声にかき消されていく。
-宇野実彩子は西島には釣り合わない
-千晃の方が可愛いのに...
-宇野ちゃんちょっと、話しすぎ。
-歌い方嫌い
たくさんの批判の声。
いろんな人に応えようと努力してきた。
だけど、批判の声は絶えることなく私を苦しめた。
そんなことがあなたの言葉で次々に、よみがえってきて。
もう、立ち直ったはずなのに、頑張ったはずなのに、涙が溢れてくる。
だけどあなたは、いつだって助けてくれる。
西「俺を信じて。絶対、宇野ちゃんを泣かせたりしないから。守るから。」
今の私は、もう一人では歩けないよ...。
私にはあなたが必要なの...。
「あたしを、たす...け、て」
そう心が叫んでる。
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