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Uno side
「俺に、宇野ちゃんを守らせてください。」
君のその言葉でまた一段と涙が溢れてくる。
だけどこの涙は、『苦しみの涙』じゃなくて、『幸せの涙』なんだ。
宇「...私を守ってください。」
そう答えるとふいに感じる心地いい体温。
宇「...にっ、し...?」
西「宇野ちゃんずっと泣いてるから。」
君に抱きしめられてるんだと、君の言葉で確かめる。
私を思う君の気持ちが嬉しくて、つい笑みがこぼれる。
西「えっ?笑」
宇「へっ?」
西「いやいやいや、実彩子が笑ったんじゃん笑」
あ、私声にでてたのか...ん?!今、『実彩子』っていった...?
そう思っていたら、肩に掛かる程よい重みが...。
恥ずかしいよ...。今にっしー、私の肩に顔うずめてるよね...////
「もうちょっとこのままでいさせて...」
嬉しいけど、恥ずかしすぎる///
でも、照れてるにっしーも、かっこいいかも...。
宇「照れてんの?」
西「照れてない。」
こりゃ、照れてますな笑
宇「照れてるんだー笑」
そう言った後で自分の失態に気づいた。
やばい、この人をからかうと、Sになる事忘れてた...焦
そう思ったのも束の間、長くて、息が続かないくらいの激しいキスの嵐に見舞われる。
本当、にっしーはドSだなぁ...。
西「次『にっしー』って言ったら知らないからね?笑」
宇「////隆弘なんかしらない!ふん!」
本当に、意地悪なんだから!
だけど、君のおかげでいつの間にか涙が止まっていた。
やっぱり君は、私の世界にも暖かなあかりを静かに優しく、灯してくれたね。
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