最終章

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峡谷 川筋にて 降りたった 八人の 鬼たち 三位邸で 戦った 稚児鬼でなく 筋骨隆々たる 赤と青い鬼 角が 一本のやら二本のやら 手に手に 金棒を振り回して 三人に襲いかかってきました。 慌てず 弓月丸 三本の矢を三方向に放つも 金棒で 叩き落とされました。 しかし 第二矢第三矢を 矢継ぎ早に射ち込み 二名の鬼 倒されました。 力童丸も 樫の棍棒で 鬼の金棒と渡り合い 渾身の力で 金棒を打ち据えるや 赤鬼 金棒を 落としてしまい えいやあ!の掛け声とともに 力童丸 棍棒で 叩きのめしました。 雷禅 赤と青い鬼 二名が 交互に 金棒を 打ち込んでくるのを ひょい ひょい とかわし 名刀 吹雪で 首もとを 一閃二閃 切り飛ばしました 半数を倒された鬼たち 一人が 分銅を金棒に取り付け 振り回して攻撃! がすん!と 足元に 撃ち込まれましたが 弓月丸 硬い樫の矢を三本纏めたものを 放ち 分銅を振り回していた鬼 倒されました。 残り三人となった 鬼たち いきなり 飛び上がるや 合体 巨大な鬼 となりました。 赤と青が 混ざり 紫色の巨大な鬼 誕生です。 力童丸 棍棒で そいつの脚を狙い打とうとするも 二本の腕にもつ金棒で 弾かれ 相手に届きません。 雷禅 力童丸へ近付き「わしが飛んだらわしの足の裏を、棍棒で上に弾き飛ばせ!」と 小声で。 弓月丸にも「弓月よ援護頼むぞ」と 言うや 力童丸の 棍棒へと 雷禅 跳躍しました。 さて この作戦 どうなるか?
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