向日葵食堂

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-実彩子ちゃんおはよー! -行ってらっしゃい! 「行ってきまーす!」 私の名前は宇野実彩子。高校二年生。 -みさちゃんおはよう 宇「あ!山口のおばさん!おはよう!」 山「気をつけてね」 宇「はーい!あ、そうだ!おばさん、新作の卵料理できたから今度食べに来て!」 山「あら、本当に?じゃあ、楽しみにしとくわ」 宇「うん!じゃあ、また!行ってきまーす!」 山「はーい。行ってらっしゃい」 私の家は、この街の小さな食堂屋さん。大繁盛とまでは言わないけど、この街の人たちは よくこの店に足を運んできてくれる。 名前は『向日葵食堂』。向日葵が太陽に向かって咲くように、このお店にもたくさんのお客さんが来てくれるようにって、亡くなったお母さんがつけた名前。 私は、この街が大好き。小さな街だけど、だからこそ、たくさんの人と繋がれる。 笑顔があふれるこの街が。 「実彩子ー!おはよー!」 宇「おお、千晃!おはよう!」 この子は伊藤千晃。小学校からの幼馴染。そして、食堂で働くバイト仲間。 伊「ねえ、実彩子聞いた!?」 宇「何が?」 伊「秀太がまた、先輩から告られてたんだってー!」 宇「へー」 伊「ちょっとー!少しは関心示しなさいよ!秀太も一応幼馴染でしょ?」 「一応で悪かったね」 宇・伊「おお、秀太」 末「もう、本当勘弁だよ。俺は、実彩子以外興味ないっつーの。なあ、実彩子?」 伊「はあ?あんた、実彩子の彼氏でもないのに彼氏面しないでよね!実彩子は、私のm「はいはい分かった分かった。実彩子は千晃のですよ。はいはい。」 伊「ちょっと!バカにしないでよー!」 末「実彩子はいつでも、千晃のものだよ。はいはい。」 伊「その、『はいはい』ってのがムカつくのー!!!」 ははは、本当朝から元気だなこの人たちは。 あ、そうそう。彼は末吉秀太。私たちの幼馴染。 いつも、こんな感じで騒がしいです笑 まあ、学校に着いたらもっと騒がしい二人が待ってるんだけどね汗
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