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「もう!空気が入っちゃったじゃん!!」
「……悪い」
晴樹から携帯を奪い、剥がれかけたシールを指で擦りつけながら苗は文句を言った。
そして、苗は由美にさっそく電話をしてメルアドを教えて貰っている‥
携帯操作に苗が夢中になっているため、身重のオカンが一人で昼食を作っていた‥‥
ゲームの時もそうだったが機械操作をする時の苗は集中するせいか、何故か正座で口がタコちゅぅの形になっている。
♪~~──
「……ん?」
不意に晴樹携帯電話のメール着信音が鳴った‥
カパ!
―😃✌―
「‥💧」
確認してみれば送信相手は今、目の前にいる苗だ。
苗はとりあえず、絵文字を使って見たかったらしい‥
そして、再び晴樹の携帯電話に
───────────
メールが受信されました
───────────
ようであった……。
カパ!
―ちゅぱ(^3^)―
「‥///‥」
確認して密かにニヤける晴樹に苗は聞いた。
「ちっちゃい文字ちゃんと入ってる?」
小文字の練習をしていたらしい……。
「ああ、入ってるよ‥💧」
そして、苗は同じ“ちゅぱ”を由美にも送っていたようだった‥
由美から届いたメールには
―😆きゃっ―
と、返ってきていた‥
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