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『苗、後ろ乗れよ‥///』
『バイクは暑いぜ?
今、車のエアコン“ぎんぎん”に効かしてるから‥‥ 』
晴樹の誘惑に苗はあっさり乗ってしまったのだ‥
そして、涼しい図書館で水面下の戦いが始まる‥
晴樹はみんなの勉強を見ながら、夏目に注意を払っていた‥
夏目は苗にコッソリ囁く‥
『苗‥勉強済んだら気晴らしに遊びに行こうぜ‥‥』
「あぁ!そりゃ名案だ♪
で‥どこ行く?」
苗の代わりに晴樹が即答していた。
「〰〰つ…やっぱ勉強に専念します!!!」
‥クソ〰これじゃラチあかねぇ!!
そぅ夏目の目的は勉強でも遊びに行くことでもない‥
苗と二人きりになって、苗の気持ちを聞くこと‥‥‥
そう思いながら苗を見つめると苗は口を尖らせ一生懸命に数式を解いていた。
苗のノートにはデタラメな数字がたくさん並んでいる。
「苗‥‥‥
全部、間違ってるぞ?」
夏目の言葉に晴樹も苗のノートを覗く‥‥
「‥‥‥ある意味、
すんごいな‥‥ここまで間違えるなんて」
「//い、…いいじゃん別に!
数学できなくたって生きていけるもん!!‥//‥」
苗はちょっと恥ずかしかった‥。
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