Chapter 4 眠気覚ましのコーヒー

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「すぐそこにTwentyあるぜ」 「ん」 通り沿いに見つけたコンビニに駐車し、朝食を買いに行った朧。 麒縒は車の中でのんびりしている。 (色々忙しすぎてゆっくりできなかったからなぁ……) フロントガラス越しに青い空を見上げ、ぼーっとする。 (最後にシたの、いつだ?) 黒い鳶がゆっくりと旋回している。 (学園でも色々あった……いや、現在進行形か。それに、バトルも弱い奴等ばかりで逆に疲れるし) 窓から風が入り、麒縒の髪を揺らす。 (だから、たまにはいいよな? こうやって出かけるのも) 軽く口角を上げ、麒縒は小さく笑った。
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