38人が本棚に入れています
本棚に追加
「すぐそこにTwentyあるぜ」
「ん」
通り沿いに見つけたコンビニに駐車し、朝食を買いに行った朧。
麒縒は車の中でのんびりしている。
(色々忙しすぎてゆっくりできなかったからなぁ……)
フロントガラス越しに青い空を見上げ、ぼーっとする。
(最後にシたの、いつだ?)
黒い鳶がゆっくりと旋回している。
(学園でも色々あった……いや、現在進行形か。それに、バトルも弱い奴等ばかりで逆に疲れるし)
窓から風が入り、麒縒の髪を揺らす。
(だから、たまにはいいよな? こうやって出かけるのも)
軽く口角を上げ、麒縒は小さく笑った。
最初のコメントを投稿しよう!