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「俺は三崎 優人です。
ってあ、着替えなきゃいけないよね一応ここが着替えるところだから」
「あ…ありがとうございます」
彼は終始笑顔で周りがほのぼのしている。
この人はモテるんだろうなあと直感で思った。
入り口を入ってすぐのところによく洋服屋さんとかにあるような着替える場所があってそこで着替える。
「うんうん、いい感じ」
とりあえず渡されたものを着ただけなのに三崎くんはそう言ってくれた。
「ちょっとごめんね、俺もパッと着替えちゃうね」
「あっ…すみません」
「いいのいいのー」
すっかり退勤した後だと思い込んでいたけどこんな微妙な時間に退勤とかしないよね。
先に私が着替えてしまったことに少し罪悪感を感じ慌ててその場を退いた。
「橘さんって大学生?」
カーテンの向こうから着替えてる途中の彼がそう話しかけてくる。
…なんかドキドキする……
「春から大学生です…」
「ってことは俺の一個下か~」
もうすぐ大学生にもなるのに今だに人見知りがなおらない。
初対面の人と話す時は緊張してしまう。
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