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高校は女子校で、毎日部活に明け暮れていた。
そのおかげで高校3年間は彼氏どころか男の人と関わるのなんて先生だけだった。
親にはとりあえず大学に行けと言われ
部活の中で特に目立つわけでもなく勉強もそれなりの私は推薦なんて程遠くて
何気なく私のレベルで行けて家から通える友達と同じ大学を選んだ。
そんな私は大学入学前、新しいバイトを始めた。
高校生不可でオシャレでちょっと高級なレストラン。
「いらっしゃいませ」
初出勤。まだ顔を知られてない私はお客さんだと思われてそう迎えられる。
「あっ…今日から働かせていただく…」
「あ、橘さんね。
ごめんなさい、ちょっとだけ待っててくれる?」
私が名乗る前に最初に出迎えてくれた20代後半ぐらいの綺麗なお姉さんがそう言った。
いかにもレストランのウエイトレスさんに居てそうな人で
すらっとしていて白いシャツに腰に巻いた黒いエプロンが似合っていた。
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