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「だから、俺は反省して、お前に謝りに来たんだよ。ゴメンな」
「え?いいよ。別に」
「っていうかもう、俺達現実では付き合えないけどな」
「で、どうしたらいいの?ずっとそうやってさ迷ってるわけ?」
「いや、お前が俺に手を合わせて、拝んでくれたら、俺は天国に行けると思うよ?」
「そうなの?じゃあ、拝んであげるよ」
「ありがとう。本当にお前はいい奴だよな」
「てへっ」
恵子は、タケシの為に、天国に行けるように拝んだ。
タケシは、恵子の風呂場から消えた。
無事に天国に行けたようだ。
恵子はホッとして、湯船を熱くして、体の芯まで温めた。
すっかり目が醒めた。
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