神の啓示

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 想作の意識が戻る少し前、先に美鈴が目を覚ますと目前に全裸のおっさんがいて悪夢かと思ったが、太ももがスースーして足を持たれてパンツを脱がされる寸前だった。 「なにやってんだ」 「生きてたか?」  おっさんは美鈴が死んでると思ってたのでびっくりしたが、別に恥ずかしがる事はないと思い直す。「ごめん」と言いそうになり、自分は生まれ変わったんだ、堂々とやればいいと信念を持って行動する。 「見ての通り、裸でね」 「バカ。やめなさい」  おっさんは抵抗する美鈴の足を持ち、威厳を込めて言い放つ。 「自分は神として生まれ変わり、堕落した人間社会を焼き払うのだ」 「ふざけんな。こんな事する神がいるか?」 「ちょっと、暴れるなよ。じゃないと酷い目にあわせるぞ」  そう言って、おっさんは美鈴のパンツに手を掛け、プリッとしたお尻の割れ目が見える。 「想ーー!」  美鈴が想作を何度か呼ぶと、やっと気が付いた想作は俊敏に動き、一瞬で立ち上って助走をつけてジャンプし、おっさんを蹴り飛ばした。  パンツを穿こうと屈み込んだおっさんは頭を蹴られてバタッと横倒しになるが、パンツを持つ手は離さなかった。  しぶといというか、愛着というか。  美鈴はノーパンで想作に駆け寄った。 「大丈夫か?」 「うん」  そう答えたが、ノーパンだ。恥ずかしそうに、スカートに付いた芝を払う。
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