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僕は、田舎から東京に出て大学を卒業し、都内のIT系企業に就職した。
27歳になる僕は、そろそろ結婚したいと思うようになっていたが、大学は理系で女性が少なく会社の職場も女性が少ないため、なかなか女性と出会う機会がなかった。
それに、どちらかというとインドア派の僕は、休日は自宅にいることが多く、パソコンやスマートフォンでSNSを楽しむ時間が多かったので、なおさら女性と出会うきっかけはなかった。
ゲームが好きな僕は、SNSでは「ひろし」という本名を登録してあり、ゲーム関係のコミュニティに参加して、そこで友達を増やしていった。
やはり、僕と共通の趣味を持つゲームが好きな友達とは話が盛り上がり、SNSでの友達との会話は、とても楽しい時間となっていた。
コミュニティは、男性が多かったが、ある日女性から声をかけられ、この女性とはSNS上で友達登録して、よく会話を交わす仲になった。
女性の名前は、「里奈」さんで、年齢は僕より2つ年下の25歳という話だった。
主に会社が休みの週末土曜日、日曜日にSNSに参加すると、里奈さんから声をかけられて話をすることが多かった。
いつからか僕は、週末に里奈さんとSNSで会話することが楽しくて、週末が待ち遠しくなっていた。
里奈さんと僕は、SNSを通して親しくなり、お互いにいつか会いましょうという仲になっていた。
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