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僕が里奈さんに自分の職業の話をすると、里奈さんは、夜都内のスナックで「里奈」という本名で働いているという話だった。
僕は、あまり飲みに出歩いたことはなかったが、里奈さんがいるスナックに行ってみることにして、前もって里奈さんにお店に行く日を連絡しておいた。
里奈さんのお店に行く約束の日、スナックは20時開店という話だったので、外で軽く食事を済ませて20時過ぎに里奈さんのお店に入った。
お店の中は少し照明の明かりを落としていて、こじんまりとした感じでカウンターとテーブルがあり、落ち着いたオシャレな雰囲気だった。
ママさんらしい少し年配の女性から、
「いらっしゃいませ!」
と笑顔で声をかけられ、テーブル席に案内してもらった。
席についてからママさんに、
「里奈さんいますか?」
と声をかけると、ママさんが、
「いますよ!」
と言って、カウンターの中にいた里奈さんを呼んでくれた。
里奈さんは、ニコニコしながら僕の席の前に立って、
「ひろしさんですか?」
と声をかけてくれた。
僕も、なんとなく嬉しくて、笑顔で、
「そうです。
こんばんは!」
と返事をした。
里奈さんは、髪型がセミロングのストレートの綺麗な黒髪で、すらりとしたスタイル、笑顔がかわいらしい優しい感じの女性だった。
僕は、里奈さんを一目見て、とても好感を持った。
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