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幕が取られ神官たちも歓喜に満ちた。
だが、一人だけ機嫌が悪い神がいた。
「なんで私がいないの!!」
真っ青になるセクメト神の神官。
「ヤバイ!これ以上怒らせると病気が蔓延する!」
「これは、プタハ神の壁画でありまして・・・」
「夫婦なんだから一緒に描くのが普通でしょ!」
「ごもっともです」
どうしようもできなくなったセクメトの神官団は同席したプタハ神の神官団に助けを求めた。
「ならば、この前に石像を置くのはどうです」
「うぅーーーん・・・いいだろう」
こうして聞き届ける耳の前にセクメトの像が置かれたという。
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