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「おい、マキ!松浦!
俺はコイツ連れて
二階に行くからよ…
取り立て終わったら先帰ってろ
生きてりゃあ何しても構わねえ
用事が終われば戻る。」
「へい!分かりやした」
「任せてください!アニキ
行ってらっしゃいませ」
マキと呼ばれた舎弟と
松浦と呼ばれた舎弟が
威勢よく返事をすると
私は鮫島さんと共に
二階の自室に消えた。
「…助かりました
鮫島さんたちが今日
来てくれなかったら私……」
「“父親にレイプ
される所でした”ってか」
「…はい。」
素直に頷く。
だって事実だし。
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