ヤクザな救世主。

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「…おい、聞いてんのか?」 問いかけには答えず 唯一、自由に動かせる両腕を 鮫島さんの背中に回した。 あったかい体温と煙草の匂い そして火薬の匂い…… ジャケットの下の 黒いシャツから覗く焦げた肌 その肌によく似合う 金色のネックレス…… その全てが 早くなる鼓動の原因。 コタエは、わかっている 私… ヤクザに恋をしました。
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