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鮫島さんは私を抱き上げると
部屋を出て階段を降り
リビングの近くで降ろす。
「…オメエが本当に俺を好きで
俺の女になりてえなら
今の光景から目を逸らすな。
怖くても、例え残酷でも
その目に焼き付けろ。忘れるな。俺は関東エリアを仕切る
夏目組のヤクザだって事を」
そう言って、私の腕を引っ張り
リビングの中へ入ると
「仲原さんよぉ…
返さねえとはいい度胸だ
いつまでそうやって
黙ってるつもりですかい?
こちとら暇じゃねえんだ。」
そう言って
彼奴の胸ぐらを掴み
床に思い切り叩きつけた。
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