ヤクザな救世主。

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「…よーし、分かった。 なら1週間待ってやる。 ただし、用意出来なかった時は どうなるか分かってるな!?」 脅すように言うと 鮫島さんは私の腕を掴み 外に連れ出した。 パタン。 玄関のドアが閉まると 「じゃあな、里穂。 何かあったら連絡しろ いつでも駆けつけてやる」 そう言いながら私の手に 番号の書かれた紙切れを握らせ 舎弟の2人と共に 真っ黒な大きい車に乗り込んで 何事もなかったかのように 走り去ってしまった。 私は しばらく車を目で追いかけ、 美希の家へと歩いて向かう。
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