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「信じられないような話なんだけどさ………。」
昨日からの一連の出来事、頭に浮かぶ若い女性の声、これから秘石を探しに行きたいということを正直に話してみた。
ミキはそんな冗談みたいな話を真剣に黙ってきいてくれていた。
「………それでルイは私を置いて一人で行こうとしたの?
ルイがまたいつ具合悪くなるかなんてわからないじゃない。
だから私もついて行く。そばにいるよ」
これまたびっくりしたことに。
俺の話を信じてくれただけじゃなく、一緒に来てくれるなんて思ってもいなかった。
ミキには本当に頭が上がらないなぁ…。
よし、そうと決まれば、早速探しに行こう!
西の方角にあるようだけど、隕石の落ちた場所じゃないかと俺は睨んでいる。
この右腕の不思議な石のようなものが、隕石と関係がある気がしてならないからだ。
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