シークレットストーン

12/17
前へ
/30ページ
次へ
「ちょっと、ルイ、どこ行くの?」 神経を集中させて自分が探している石を感じながら歩き出すと、俺は公園の奥へと向かっていった。 公園の敷地を越えて林の中へ、奥へ奥へと入り込んでいく。 ………近い。きっとこの辺りだ。 目の前に大きな木が立っていて、その根元に握りこぶしほどの石を見つけた。 右腕が熱く反応している。 俺はしゃがみ込んでその石に右手を伸ばした。 「痛っ……!!」 触れる瞬間、バリッと静電気のように指先から石へと走った。 石で静電気なんて、と思いながら再び石に目をやると……?
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加