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「ちょっと、ルイ、どこ行くの?」
神経を集中させて自分が探している石を感じながら歩き出すと、俺は公園の奥へと向かっていった。
公園の敷地を越えて林の中へ、奥へ奥へと入り込んでいく。
………近い。きっとこの辺りだ。
目の前に大きな木が立っていて、その根元に握りこぶしほどの石を見つけた。
右腕が熱く反応している。
俺はしゃがみ込んでその石に右手を伸ばした。
「痛っ……!!」
触れる瞬間、バリッと静電気のように指先から石へと走った。
石で静電気なんて、と思いながら再び石に目をやると……?
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