2016年 夏

6/6
前へ
/30ページ
次へ
「汝、我と一つ也…… 時を越え、宇宙の定めに従い 行動すべし……」 一瞬のできごとに思えた。 まるで立ち眩みでもしていたかのような感覚。 しかし時計を見ると3時間近くは経過していたようだ。 ……頭の中に残っている若い女の人の声。 古い言葉使いだが、年齢としては俺と同じ20才前後くらいな気がする。 今のが誰の声で、なんでそんなことを言われなきゃいけないかわからないけど……。 俺はそれを受け入れなければいけない気がした。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加