第1章

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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ……頭が痛い。 周りがガヤガヤと騒がしい。大勢の話し声が聴こえる。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「おーい!」「大丈夫かあ?」「起きろー」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ どうやら俺を呼んでいるらしい。 目を閉じていても、明るい光があるのが分かる。 ゆっくりと目を開けると、そこには…… まばゆい電気の光、覗きこむ見知らぬいくつかの顔。 (誰だろう?このおじさん達……) 「おお、起きたか」 「良かった良かった」 見知らぬ顔だが、どこかで会ったことがあるような気がする。でも、思い出せない。 頭痛を堪えて、俺はゆっくりと上半身を起こした。 畳の大広間。見知らぬ大人がたくさん居る。 (葬式?) 自分もスーツを着ている。でも、礼服ではない。 自分がなぜここに居るのかが分からない。 俺は、目を覚ます前の事を思い出してみた。 (…………そうだ、球技大会。バスケの試合してたんだ)
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