本音

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目を開けると、そこには、わざとらしいネオンが眩しく光る 真っ黒な世界の中に ワタシがいた 「やばいって、なにそれ、おもしろすぎ!」 と言いながら笑っていたワタシと 「本当にあいつキモすぎなんだけど」 「ブスは黙ってろ」 阿呆らしい笑顔で毒を吐く私の友人たち 別の友人の愚痴を言っているところ 『あれ、確か昨日の女子会と同じ会話』 この時、私の本音はおもんない。一色だった どうでもいい愚痴を話してご飯を食べる行為が私にはわからない 嫌なら嫌でいい、だけど 本音を隠して付き合う だから真っ黒になっていく
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