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過ち
翌日、小鳥の鳴き声で目を覚ます。
「ん…ああ。」
いつの間にか全裸だ。
見覚えのないダブルベッド。
隣には一糸まとわぬ二軒隣の人。
……あああああああ!
昨日飲みあかして、で、二軒隣の人を介抱して、で、それから、それから…
……あああああああ!
思い出せない。思い出さない。絶対に。
いい寝顔だな、二軒隣の人!
この状況見たら腰抜かすぞお前。
とりあえず、会社行かなきゃ。
あー、休みたい。
頭痛いし、なんならケツもなんか痛いし。
なんもなかった、この痛みは気のせいだ、気のせいだ、気のせいだ!あああああああ!
服を着て…いやその前にシャワー…いや、一回帰るからその時でいい!
部屋代を置いておき、逃げるようにホテルをあとにする。
くそう!これもあのヌジュラモッチャラエナさんの…いや、僕のせいだよこれ!なんも言い訳できないよ!
始発で家に戻り、シャワーを浴び、スーツに着替える。
なんとなく日常が帰ってきたような気がする。
全く状況は変わってないけど。
うん、今は仕事だ。
ヌジュラモッチャラエナさんも二軒隣さんも今は関係ない!
さあ行くぞ!
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