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「いやぁ、あの伝説の岩城課長が選ばれちまったか」
「うん、幸先不安よね」
「…だな。まー、課長は置いといて『何がしたいんだ!?』は『ギャグの帝王』タッくんさんらしい作品で面白いことは間違いないよね」
「そうね。テンポもいいし、ぽぽさんずっとニヤニヤしながら読んでたみたい」
「とりあえずタッくんワールドっぽく進めますか」
「ぽぽさん不器用だから、そんな芸当できるのかしら」
「まー、大丈夫っしょ!それでは行ってみよー!」
【何がしたいんだ!?ポポデミーver.】
受賞者と関係者が座る円型のパーティーテーブルに座っている俺(主人公)と岩城課長。
さっきまでどれだけ自分が映画を愛しているか、飲んでないのにひたすら熱く語っていた。
正直鬱陶しい。
それはそうと、今回ノミネートされた岩城課長。受賞の連絡を受けて浮かれすぎた課長は、信号無視して自転車に轢かれ、昨日まで有休を使って休んでいた。
だから有休明けの課長は元気すぎて鬱陶しくて仕方ない。
隣でうんうんと頷く部長と社長。師走の忙しい時期にみんな揃って呑気に何してるんだよ。大丈夫か?ウチの会社は…
「では!岩城課長、壇上へ!」
ついき岩城課長の名前がついに呼ばれる。
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