飛田くん(当たり前だけど無償の愛)

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「続いても恋愛短編からのノミネートだね」 「さっきの『川泳』と同じテイストの作品です」 「いやいや、天野。設定似てるけど内容は全然違うから」 「そんなの分かってるわよ。いちいちツッコミいれないで」 「ぐぬぬ…さっきから俺、言われ放題じゃね?」 「余計なこと言うからよ。それじゃ進めるから。それでは飛田さん、どうぞご登場ください」 「ちーす!どーも飛田でーす!」 「う、テンションが若い…いや、俺17だし、俺の方が若いはずなのに」 「飛田さんおめでとうございます。今の気持ちはいかがですか」 「超サイコーですよー!」 「ちなみに小ネタですけど、ぽぽさん飛田くんをすごい気に入って『助演男優賞』ノミネートや!なんて作者の菊池さんにコメントしたのがきっかけでポポデミー賞を企画したんですよね」 「マジ!?僕ってすごいじゃん!係長ー!聞きました?そして僕に惚れ直しましたー!?」 … 「と、飛田くん!場をわきまえてよ!恥ずかしいから!」 「えー?飛田くんじゃなくて、いつものように下の名前で呼んでくださいよー!」 「ばっ…!?」 「作品の中で僕は加絵って呼んだじゃないですかー?係長だけ呼ばないのずるいですよー!」 … … 「…ゴニョゴニョ」 「え!?聞こえないですよ!」 「…言わないわよ!もう帰るからね!鍵掛けるから、今夜は実家に帰って頭冷やしてきなさい!」 「え!?いや…あれ?係長?係長待ってくださいよー!加絵ー!」 「…」 「…坂東君、行っちゃったね」 「…天野、またお菓子と記念品どうする?」 「飛田さんのママがいるからママさんに渡しておきましょ…」 「うーん、みんな自由だなぁ。meiさんも夏海さんも苦笑いだよ…ま、仕方ない!次行こう!」 「そうね。次いきましょう!」 ポポデミー助演男優賞 飛田くん 『当たり前だけど無償の愛』著:菊池策 おめでとうございます!
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