23人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
・
苗は露天につかりながら計画を練り直す‥
‥やっぱセクシーショットなら朝風呂とかだったらバレずに撮れるかも♪
それか、お酒で酔わせて脱がすとか‥‥
んーナイスです!!
明日も泊まりだから飲んでもだいじょびだょね!
よしよし!そうしよう!
苗は策を練ると一人でゥンウン頷いていた。
風呂から上がった苗は目の前に並ぶ豪華な夕食に瞳を輝かせる。
そして晴樹は浴衣を着た苗の湯上がり姿に微かに胸が疼いた‥
肩下の髪を無造作に結び、少し濡れたえりあしのおくれ毛に目を奪われ、普段感じない色気の部分が際立つ。
晴樹は堪らずそこから目を反らした‥
「旨いか?」
晴樹の問いかけに笑顔のみで答え、無心にサザエをつつく姿が可愛い。
晴樹はあらためて思う。
俺はやっぱりこの笑顔が好きだ……
そして無邪気過ぎる笑顔を見つめた。
コイツは俺が今、どんな気持ちでいるか解ってんだろうか?‥
このあと俺が‥
二人きりで何がしたいかを‥
「さぁさ!
兄さん飲んで飲んで!!
運転お疲れ様!」
晴樹の胸の内も知らず、そう言っていつの間に注文したのか、冷酒を手にして晴樹の隣に座り込み苗はお酌を始めた。
最初のコメントを投稿しよう!