序章2

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シーは、その言葉にロバートの危うさを感じた。 シー「これも上に立つ者宿命か。」 そう言って仕方がないと諦めた。 ロバート「それより、魚人を受け入れる場所などあったか?ただでさえ人口の少ない国だぞ、人が住める場所の開拓が進んでないぞ!」 罰が悪いのかロバートは、話を変える為に違う話をシーに振った。 シー「心配しなくていい、土地だけわ有るからな、相手わ魚人だぞ!唯の人とは、住む世界とは違うさ。」 報酬で土地を貰っても人が居ないので、開拓が進まずラウンド国内の人口が増えていないが、人以外なら話わ別である、自然そのものが住処だからだ。 シー「スカイには、俺から手紙を出しておく、それからオワードにも話をして置く。」 そう言い立ち去ろうとするが、 シー「ミリアに怒られても知らないぞ!」 軍議の準備に戻る前にロバートにそう言ってシーは、準備に戻って行った。 後に残るロバートは、その言葉に苦虫を噛み潰したような顔に成るが、 ロバート「帝王も居るし大丈夫だろ。」 1人その場で不安そうに呟いた。 こうして居る内に次々軍議の為に皆が集まって来た。 ロバートは、気持ちを切り替え軍議に望む。 ロバート「これより軍議を始める。」 シーが進行を勤め次々と報告が上がる。 ドラグーン部隊隊長「既にオアシスの周りの探索をあらかた上空からは、終わりました。次の水源の候補地わ二つ、さらに上空から探索した所、徒歩2日程の距離に樹海が確認出来ております。」 嬉しい事に、水源が直ぐに見つかり樹海までも確認出来た様だ。 シー「候補地の特徴と規模は。」 隊長が答えようとすると、既に紹介を終えたオワードが口を挟む。 オワード「岩山に囲まれた方がいい、砦を築く際無駄が無くていいだろう、更にそこわ凸地となっており、砦の必要性はそこまで高くない。ただ、どちらもそれ程水が多くは無い、速やかな軍行が必要だ。」 既に運び込まれた木材は、底をつき砦を築く材料が無い。後軍の到着を待つばかりであった。 ロバート「ならば、そこでわ砦の建設をせずに休み、そのまま軍行を進めるぞ!後軍が到着次第砦の建設に着手する。樹海が見えた今その地に拘る必要わ無い。」 既に樹海えの街乗りが見えた今、残りの砦をそこまで計算して建てなくていい、樹海に辿り着けばどうにかなるのだから。
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